お客様各位
【7月13日:今朝の状况】
※為替(ドル/円):1ドル=110円34銭【07:20現在】
※N.Y.ダウ: 34,996(+126)
※銅LMEセツルメント
①午前売: 9347(-90.5)
②午後売: 9388
※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅: 4.323(-0.0295)
④金: 1805.5(-4.5)
※WTI原油先物
⑤原油:74.1(-0.46)
※本日時点予想計算値:国内铜建値
①ロンドン午前:1080円
②ロンドン午後:1090円
③N.Y. : 1100円
※ニューヨーク為替引値(円)
110.35-110.38(0.21円安-0.21円安)
【7月12日:昨日の状況】
※国内銅建値1070円(7月9日より-30円)
《全地球的リサイクル率》
※日本政府によるルール変更が継続された場合、
被覆線スクラップ輸出市場は、どのようになるかを
想定してみます。
【1】ソフトランディング
※日本の税関がサンプリング分析の数を3とか、
5とか、10とか、ある程度の数を以って、全体の
分析と了承した場合
→ほぼ、今まで通りの輸出が出来ます。
輸出者の分析費用負担が若干上がる程度。
【2】ハードランディング
※日本の税関がサンプリング分析の数を100だと
か、200だとか、出さないと輸出を認めない場合。
→(イ)被覆線スクラップ単品での輸出は今まで通り
出来るので、CV線1品種、IV線1色のみなど、
輸出者は、1コンテナ25トンを単品で管理して
輸出する。
市中では、単一ロットの価格は高く売買され、
混合物の価格が下がる。
→(ロ)単品でないのに「単品だ!」と言い張る
“強気荷主“が現れ、声の大きい人は輸出が出来、
真面目な荷主は輸出出来ない。
日本社会あるあるパターンの、”正直者が損を
する”。
→(ハ)国内ナゲット加工が進む?
?を付けた通り、どの程度国内でナゲット加工
するか?は微妙です。
海外と比べ圧倒的に「ゴミの捨て賃」が違う為、
単純に国内ナゲット加工回帰にはならないと
思います。
※この文章を書いていて改めて思うのですが、雑線
ナゲット加工を①日本でした場合と②マレーシアで
した場合と、圧倒的にゴミの費用が異なります。
※敢えて分かり易く、銅分40%の被覆線、加工後の
割合を示すと
◯日本:銅40% 被覆再生30% ゴミ30%
◯マレーシア:銅40% 被覆再生55% ゴミ5%
※つまり人件費の安い国で加工すると”そもそも
リサイクル出来るものが増える“、
=捨てなくていい物が増えるのです。
=「全地球的にはリサイクル率が上がる」
※一方で、(脅かすわけではないですが)日本で無理
矢理ナゲット加工をした場合、ゴミの費用を抑える
為、不法投棄、ないし誤魔化して捨てる業者が増え
ます。
※雑線(ヤード持込):【7月12日現在】
【1】ワイヤーハーネス:390円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):350円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):320円前後
【4】雑線B :220-240円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています。
以上